こんにちは☀️
看護師の中村です。(*^^*)
先日、映画『犬部』を公開初日に観に行きました(*^_^*)
原作は十和田の北里大学が舞台なので、県民には馴染み深いのもあり、たくさんの方が観に来ていました(*^_^*)
劇中で、佐備川よしみ役の、女優の大原櫻子さんが、犬部活動中に、犬部内の保護猫を“FIP”で全滅させてしまった、、、、という内容があります。
“FIP”とは、『猫伝染性腹膜炎』のことです。
確定診断が難しく、効果的な治療もわかっておらず、ワクチン等の予防法も確立されていない、特に子猫にとって最も恐ろしい伝染病です。発症した場合は亡くなる可能性が非常に高いです。(´;ω;`)
FIPの元となる、猫腸コロナウイルスは日本の猫の多くが持っているウイルスで、猫に下痢を起こすことがあるものの、病原性は低いウイルスです。その猫腸コロナウイルスが猫に持続的に感染しているうちに、猫の体内で変異を起こして強い病原性を持つようになり、結果的に猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異します。猫腸コロナウイルスから猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異する原因の一つには、ストレスが考えられています。
感染した猫の便や尿、唾液などの中にウイルスが排泄され、それを別の猫が舐めたりすることにより、経口感染が成立すると考えられています。
※「猫腸コロナウイルス」は、同じ「コロナ」でも「新型コロナウイルス」とは別物です。
“犬部”というタイトルなので、もしかしたら愛犬家の方の来場が多いのかもしれませんね、、、、猫のFIPと聞いても『FIPって何?』と思う方もいらっしゃるかと思いますので、FIP=猫伝染性腹膜炎 のことだと頭に入れながら鑑賞すると更に感慨深く鑑賞できるかと思います(*^_^*)
新型コロナ感染者数も増えて来ています。暑さも厳しい日々が続いてますが、飼い主さんもペット達も、熱中症や新型コロナ対策、気をつけてお過ごし下さい(*^_^*)