わんちゃんのフィラリア症の予防を始める前にはフィラリア感染検査が必要です。
検査が必要な理由は、もしフィラリアに感染している状態でフィラリア予防を行ってしまった場合、重篤な副作用が発生する可能性があり、場合によっては死に至ることもあるからです。
きちっと投薬をしているつもりでも、飼い主さんの知らないところで吐き出していたり、体調不良などでお薬が吸収されないこともありますので、毎年欠かさず感染検査を行ってから予防薬を投与するようにしましょう。
前年度の薬が残っていたとしても安易に投薬しないようにしてください!
当院ではフィラリア検査と同時に、血液一般検査(赤血球数、白血球数、血小板数、血色素量、ヘマトクリット値の測定)を行っておりますので、健康なときの血液の状態を知ることができます。
もちろん異常値が出た場合やその子に応じて追加の検査も可能なので、来院していただくことで、病気の早期発見というメリットもあります。
ちなみに、夏を経験していない子犬の子は、今年は検査の必要ありません。来年からです。体重を測ってお薬を処方させていただきます。
今シーズンの予防の検査はすでに可能ですので、投薬が遅れないように、余裕をもってご来院下さい。
フィラリアは青森県南地域では6月から11月が予防期間です。