高脂血症

先日7歳のお誕生日を迎えた我が家のトイ・プードル「くるみ」。

膀胱結石ができやすい体質で腎臓にも結石があります。

結石を増やさないために専用のご飯とサプリメントを飲んでいます。

体型もぽっちゃりで体重もなかなか思うように減らず、コレステロールや中性脂肪を測定してみたところ、やはり両方ともとても高く、脂質異常(高脂血症)が認められました。

シュナウザーやシェルティは高脂血症の体質がよく知られていますが、プードルも多いように感じます。(どの犬種でもなりうる可能性はあります)

高脂血症は、遺伝的素因が関係していると考えられている原発性のものと、肥満や糖尿病、甲状腺機能低下症、副腎機能亢進症などのホルモンの病気やネフローゼ症候群や胆管閉塞などから続発して起こるものとあります。

くるみも念の為ホルモン検査もしてみたところ甲状腺ホルモンの分泌が少ないことがわかりました。

高脂血症は人では動脈硬化、心筋梗塞のリスクになると言われています。動物はそういった循環器の病気になることはめったにありませんが、やはり様々な病気のリスクに繋がります。

例えば膵炎、胆嚢粘液嚢腫および閉塞性肝疾患、角膜の脂質沈着やぶどう膜炎、網膜脂血症などの眼科疾患、尿石症(シュウ酸カルシウム結晶)、発作、末梢神経の麻痺、無気力などが起こる可能性があります。

今回くるみはフードを低脂肪のものに変えて、甲状腺ホルモンのお薬も始めました。ダイエットも引き続き頑張ります!

色々な病気を抱えていますが少しでも元気で長生きしてほしいので、お財布もなかなか厳しいものがありますが(^_^;)、頑張って治療していきたいと思います!

上部へスクロール