寒さが本格的になって来ましたね(> <)
暑いときは熱中症で運ばれてくる子がいますが、この時期注意したいのは低体温症です。
熱中症は危ないという認識は皆さんあると思うのですが、低体温症という言葉やそれに対する認識は少ないかもしれませんね。
低体温症ってどういうこと?
低体温症とは何らかの原因で体温がコントロールできなくなり、平熱(37.5℃程度)より下がって体が冷たくなる状況です。
放っておくと、血圧、脈拍数や呼吸数も低下して命の危機に陥ります。
犬は毛で覆われているから寒さには強い!などと思い込まないで下さい。
幼犬や老犬、特に基礎疾患がある子は要注意です。
※平熱はその子によって多少違いがありますので、おうちの子の平熱を把握しておくと良いでしょう(^O^)
症状は?

原因は?

老犬に多い「甲状腺機能低下症」も、低体温症を引き起こす病気のひとつです。
子犬や老犬は、抵抗力や筋力が弱いために体温調節ができず低体温症を発症しやすいといわれています。
対処法は?
低体温症が疑われる場合は、低温火傷に注意しながら、以下のような方法で少しずつ温め、早めに動物病院を受診しましょう

低体温症にならないために!
・おうちの子の日頃の体温を把握しておく➡わきの下やもものつけ根など、決まった場所を毎日触り、ふだんの体温を感覚として覚えておくことで、体温が低いことに気づきやすくなります。
・寒さ対策のための環境整備➡人よりも低い位置で生活しているので、いる位置が寒くないか確認してあげましょう。
・屋外飼育の子は室内に入れてあげましょう。
・特に老齢の子は、健康診断などを利用することで、早期の病気発見につながります。
この時期はペット達も暖かく過ごせるようにして、しっかり体調管理をしていきましょう。
また、予防接種を受けて、免疫力を高めましょう。
体調の変化があれば自己判断で様子を見ずに受診しましょう。